先日、インターネットを見ていたら突然不安を煽るようなサポート詐欺画面が出てきました。一瞬、何が起こったのか分からず戸惑いましたが、パソコンに詳しい知人に助けを求め、無事に解決できました。この経験を通して学んだことや対処法を共有します。
詐欺画面の特徴
画面の内容
画面には「異常なアクティビティによりWindowsがロックされました。Microsoft IDとパスワードを使用して再度ログインしてください。サポートが必要な場合は、Microsoftサポートにお問い合わせください。」というメッセージの表示と共に管理者ログインのポップアップ画面が出てきました。
緊急性を強調する警告音声
「異常なアクティビティによりWindowsがロックされました。Microsoft IDとパスワードを使用して再度ログインしてください。このウィンドウを閉じないでください。サポートが必要な場合は、すぐにMicrosoftサポートにお問い合わせください。」
上記の緊急性を強調する警告音声が繰り返し流れ続けます。
警告音声を聞くと焦ってしまいますが、実際はWindowsはロックされていませんので、冷静に対処していきましょう。
信頼を得ようとする表現
Microsoftの企業のロゴや名前を使って、信頼性を装っています。
私も始めは騙されそうになりました。しかし、画面のお問い合わせ電話番号をよく見てみると”0101”から始まっており、違和感を感じました。
日本でのお問い合わせ番号は”0120”から始まる番号が多いので、「これは詐欺では?」と気づくことができました。
対処法
サポート詐欺画面を閉じる手順
①上記画面の状態で「ctrl+alt」キーを同時に押したまま「delete」キーを押してください。
②上記画面が表示されたら画面右下の電源アイコンをクリックしてください。
③表示されるメニューから「再起動」をクリックしてください。
上記の手順で再起動を実行することができ、詐欺画面を閉じることができます。
見慣れない警告画面が出てきたら
- 慌てない:まず、冷静になることが大切です。こうした画面はあくまで詐欺の一環であり、本当に緊急事態ではないことを意識しましょう。
- パソコンに詳しい知人に相談:自分で対処するのが難しい場合、信頼できる人に助けを求めましょう。私は、知人から以下のアドバイスを受けました。
- ブラウザを強制終了:詐欺画面を閉じるために、ブラウザを強制終了する(タスクマネージャーを使う方法など)。
- 再度アクセスしない:再度そのリンクにアクセスしないようにし、同様のページが表示されないように、ブラウザのキャッシュをクリアする。
サポート詐欺画面が出た原因
私のパソコンにサポート詐欺画面が出た原因を個人的な見解で説明します。
①楽天市場のサイトへ行こうと検索エンジンで「楽天市場」と検索
②検索結果で1番上に表示された楽天市場のサイトをクリック
③すぐにサポート詐欺画面が出現
④詐欺画面の対処
⑤再度、楽天市場と検索して、1番上に表示された楽天市場のサイトをクリック
⑥再度、サポート詐欺画面が出現
⑦詐欺画面の対処
⑧次は検索結果の2番目に表示された楽天市場のサイトをクリック
⑨無事、楽天市場の公式サイトへ到着
1番上に表示された楽天市場のサイトでは詐欺画面へ行くのに、2番目に表示された楽天市場のサイトでは何も起きず、楽天市場の公式サイトへ行くことができました。
「なんで1番上に表示されたサイトでは詐欺画面が出るのに、2番目のサイトは詐欺画面がでないんだ?」と疑問に思い、検索結果画面に戻り、1番上に表示されたサイトと2番目に表示されたサイトを見比べました。
詐欺サイトの方は小さく「広告」の文字があります。
ロゴも文言も似ていて、パッと見ただけでは見分けがつきません。
画像の詐欺サイトの方の下の方に「過去7日間にrakuten.co.jpに2回アクセスしました。」と表示されていますが、先ほどのサポート詐欺画面が出てきた2回です。
2回目のサポート詐欺画面
先ほど「詐欺画面が出るまでの流れ」でお伝えした通り、詐欺画面が2回出てきました。
初めに出てきた詐欺画面とは若干違います。
「Microsoft Defenderは感染したファイルをいくつか検出しましたが、グループポリシーのアクセス許可のため、それを削除できませんでした。今すぐスキャンして手動で削除してください。」
というメッセージのポップアップが出てきました。
この画面ではタブの×印をクリックして、簡単に閉じることができました。
まとめ
今回の体験を通じて、インターネットを使う際には、常に警戒心を持つことの重要性を実感しました。万が一トラブルに遭遇した際は、慌てずに冷静に対処することが大切です。この記事が、同じような状況に直面した方の参考になれば幸いです。
また、こうした情報を事前に知っていれば、さらに冷静に対処できたかもしれません。ですので、皆さんにもこの情報を共有したいと思います。