部活の保護者同士の距離感は微妙なところですよね。親同士がサポートし合うことは大切ですが、過度に関わりすぎると、お互いに気疲れしてしまうこともあります。スポ少からの長い付き合いの人と中学校から始めた人では感覚が少し違うように感じました。
保護者会の活動は大会や練習試合のサポートだけではなく、部活動以外にも夜や休日に保護者会で行っている練習もあります。初心者目線の私が感じたことを書きました。
距離感の違い
スポ少から長く続けている家庭
小学校の時にスポ少に入っていた子は、中学校に入っても同じスポーツを続けるお子さんは多いかと思います。
部活もスポ少と同じスポーツに入部すると、保護者の方もスポ少からの付き合いという方が多くなると思います。
やはりスポ少からの長い付き合いだと、保護者同士の距離感がとても近いなという印象があります。昔からの友達のような雰囲気です。
私が最初に驚いたことは保護者がよその子供に対して『呼び捨て』で呼ぶこと。
スポ少に入ったことがない私にとって、よそ様のお子さんを呼び捨てで呼ぶことは衝撃でした。
中学から始めた家庭
中学から入部したスポーツを始めた子の保護者は、他の保護者に『初めまして』の事が多く、距離感があるように感じます。
と言っても幼稚園に入園したての頃や小学校入学したてのような距離感です。
娘が入部して半年ほど経ち、ほかの保護者の方とも徐々に仲良くさせてもらっていますが、卒業までよそ様のお子さんの事は『ちゃん』付けで呼び続けようと思っています。
良い点と悪い点
スポ少から長く続けている家庭
①困ったときはすぐに助けてくれる
②協調性がある
③大会の目標が高い
①は本当にすごいなって感じるくらい助けてくれます。例えば誰かが「当番を変わって欲しい。」とか「今〇〇を持ってきて欲しい。」という連絡をグループラインで連絡をすると、すぐに「私できます。」という返事がきます。
②は団体競技をやっている方なら身につくのでしょうか。周りの察知能力が高い方が多く、フォローし合っている感じです。
③お子さんをスポ少に入れる親御さんは体育会系の方が多いと思いますが、大会の目標が高いです。そのため、子供たちの練習にも熱心です。
悪い点
④活動中心(子供中心)の生活になっている
⑤目標達成のために、ハッキリ物事をいうときがある
④は悪い点でもあり良い点でもあるとは思います。大会のほかに普段の練習にも、いつも付き添いをしている方もいるので、家事や仕事の両立をしていて、すごいなと感心します。
⑤これは意見が分かれると思いますが、ハッキリ物事を言われることが苦手な人にとっては傷ついてしまうこともあるでしょう。
中学から始めた家庭
①部活だけではなく、勉強や学校生活にも重きを置いてる
②子供たちに優しい
①中学から始めた子は、進学するときにスポーツ推薦などを狙っている人は少なく、勉強や習い事にも力を入れているご家庭が多い印象です。
②ある程度の距離感を保っているので、よそのお子さんに対して馴れ馴れしさはあまりないため、優しい対応になっています。
③活動に協力的、積極的な人が少ない
④知識がない
⑤言いたいことが言えない
③例えば練習試合や大会の送迎で車を出す回数が、スポ少からのご家庭と比べると少ないです。ほかに、急遽当番が誰かやらないといけなくなったときは、積極的に名乗り出る人は少ないです。
④そのスポーツに詳しくない親御さんは結構います。ほかには体育会系的な常識が私も含め分からない方がちらほらいます。
⑤例えば「練習が多すぎて子どもに負担がかかり過ぎじゃない?」と思うことがあるのですが、言えません。練習は基本的に自由参加なのですが、休み過ぎてもメンタル(不安や焦り)によろくしくないので、頑張って行っています。
温度差があっても意外にトラブルにならない
幸いにも、うちの保護者会の方々は常識外れの方はいないため、トラブルは起きていません。
送迎を出す回数にご家庭で差が出ていて、トラブルになるんじゃないか?と思いますが、スポ少からの親御さんたちは「私たちは試合を見たいから、車を出すのは全然苦じゃない。」と言ってくれます。これは本当に感謝です。
また、中学から始めた家庭のお子さんは引退までレギュラーになることが難しいです。だからといって、文句を言う方もいません。
スポ少から始めた家庭も中学から始めた家庭もお互い割り切っている感じです。
なぜなら、活動に積極的な家庭の子はレギュラー。活動に消極的な家庭の子は補欠。
だからトラブルが起きていないのだと思います。それが逆の立場だったら問題が起きそうな気がします。
初心者目線で思ったこと、感じたことをこの記事に書きました。あくまでトラブルが起きないのは常識的な人たち集まっているからだと思っています。非常識な人が1人でもいると問題が発生する可能性ありです。
お互い尊重しあって無理のない程度に協力し合って、子供たちを応援していけたらなと思います。